むくみと冷え症はセット?!この悪循環をリンパドレナージュで解決!


むくみとは? 実はむくみの自覚のない方が、半数以上?!

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むくみ(浮腫)とは、何らかの原因で身体の内部に水分が多量に溜まり、その状態が外から見えることを指します。

朝起きた時に指やまぶたが腫れぼったい、立ち仕事やデスクワークで長時間座っていると足がパンパンになったりします。

 

指で圧迫するとへこみを残すなどの分かりやすい症状のほか、腕や脚のだるさ、痛み、しびれとなって現れることがあります。 最近太ったと思ったら、実はむくみだったという場合も少なくありません。

むくみの原因と対策

むくみには、いくつかの原因が考えられますが、それをいくつか挙げながら、その対策についてお話ししたいと思います。

リンパの流れが滞っている

リンパの流れが悪くなり老廃物や毒素がうまく排出されないと、それを薄めようとして水分が集まってむくみに繋がります。

udeude4対策: リンパの流れを促しましょう。

● リンパドレナージュを行う。
● リンパのセルフケアを行う。(当院で指導しています)
● ストレスを溜めない バランスの良い食生活をする。
● 適度な運動をする。
● 休養と睡眠をきちんと取る。
● 身体を冷やさない。

 

塩分、糖分の摂りすぎ

塩分を摂りすぎるとむくむことは良く知られていますが、同様に糖分の摂りすぎもむくみに繋がります。
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対策: 塩分、糖分の摂りすぎに注意して、水分を多めに摂り、こまめにトイレ行くように心がけましょう。

※むくむからと、水分を控えるのはNGです。充分に水分補給をして摂りすぎた塩分や糖分を洗い流すように心がけましょう。

 

3: 内臓に何らかの疾患がある

心臓、腎臓、肝臓、甲状腺に疾患がある場合もむくみを発症しやすくなります。むくみの他にも様々な症状を伴うことが多く見受けられます。

対策: おかしいと感じたら早めに専門機関で検査することをおすすめします。

むくみと冷えの関係 ~むくみと冷えは密接に関係しています

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身体が冷えると血流やリンパの流れが悪くなります。 血液が手先や足先の末端まで十分届かないため、栄養が行き渡らないばかりか、老廃物や毒素を回収出来なくなります。

そのため、老廃物や毒素を薄めようとしてどんどん水分を溜め込みやすくなり、むくみに繋がってしまいます。このように冷えがあると、むくみが起こりやすくなり、むくみがあると、その水分で冷えてしまうという悪循環が起こりやすくなります。

 

冷えの原因と対策

冷えの主な原因:
1:体温調節機能の低下…現代人の生活環境(夏の冷房、冬の空調)
2:運動不足による筋力の低下
3:ストレスによる自律神経の乱れ
4:ホルモンバランス(特に更年期)の乱れ

対策: 適度な運動、身体を温めるためのバランスの良い食事を心掛け、夏場の極端な薄着を避けるなど、極力身体を冷やさないようにすることが大切です。 また、上手にストレスを解消し、自律神経の働きを良くすることも冷えを解消するポイントです。

むくみの原因となる病気について

腎臓性浮腫

1:糖尿病性腎症
糖尿病の合併症のうちの一つ。糖尿病による、高血圧、高血糖が原因。 むくみは下肢に起こりやすいですが、むくみが表れた時には、すでに病状が進行している可能性が高いです。

2:急性糸球体腎炎
病原菌感染症後に腎臓の糸球体に炎症を起し、血尿、タンパク尿、高血圧、浮腫みまどを急性に生じる腎臓疾患。 病原体の成分はA型β溶連菌が小児に最も多く見られ、他に黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、B型肝炎ウィルス、水痘ウィルス、マイコプラズマ感染症も原因となる。

3:ネフローゼ症候群
糸球体基底膜(血液を濾過して尿をつくる場所)の障害により、本来漏れ出ることのない血中たんぱく質(アルブミン)が尿中に大量に漏れ出て、 そのため血液中の蛋白質が減少して浮腫み、血中コレステロールの上昇が現れる病気です。

心臓性浮腫

1:慢性心不全
心臓自体に障害があって、その収縮機能が低下し、全身の組織に必要なだけの血液を送ることが出来ない状態で、心臓機能不全、循環不全と言います。 呼吸困難、心悸亢進、チアノーゼ、浮腫、頸静脈膨隆、静脈圧の亢進が見られます。

2:肺性心
肺気腫、肺結核などの多く肺疾患に伴って発症する心臓障害です。右心室が機能不全となり、呼吸困難、チアノーゼ、心悸亢進が見られます。

急性と慢性に分かれ、急性の場合の多くは、長時間下肢を動かさずにいた時に出来た血栓が、肺に流れて詰まることにより起こる急性肺血栓塞栓症であり、エコノミークラス症候群として良く知られています。どちらか一方の脚だけが浮腫んだことのある人は脚に血栓が出来やすいと言われているので注意が必要です。

慢性の場合は肺疾患を経て徐々に進行し、どうき、息切れ、顔や脚のむくみなどが現れます。

肝臓性浮腫

1:肝硬変
慢性進行性の肝臓障害で幹細胞の破壊と再生を繰り返すうち、正常な弾力を失って、肝臓が硬くなってしまうものを言います。

主な原因は肝炎、アルコール多飲、薬物、毒素、循環障害などです。症状は腹水、黄疸、くも状血管拡張、手掌紅斑などがみられます。
蛋白合成がうまく出来なくなり、血清アルブミン値が3.5g/dl以下に低下します。

内分泌性浮腫

1:甲状腺機能低下症
甲状腺は細胞の新陳代謝を活発にしたり、成長や発達を促したり、交感神経を刺激する働きを持っています。 甲状腺の機能が低下すると全身の代謝が落ちる為身体の様々な機能が低下します。 主な症状は記憶障害、眠気、抑うつ、無気力、脱毛、皮膚乾燥、むくみ、月経異常、体重増加などです。

2:クッシング症候群
肺副腎皮質ステロイドホルモンのひとつであるコルチゾールの過剰分泌により、特徴的な身体所見を示す病気です。 胴体や顔に肥満が見られ、逆に手や脚は細くなって行きます。満月様顔貌と言われています。お腹に皮膚線条という妊娠線のような筋が入ります。 高血圧、糖尿病、骨粗しょう症を起こしやすくなります。また、体内のカリウムが低下するため、浮腫みやすくなります。

栄養障害性浮腫

1:メネトリエ病
胃の巨大皺襞(しゅうへき)、低蛋白血症を特徴とした病気で、過形成性胃炎と呼ばれることもあります。 30代から60代の成人にみられ、男性に好発します。主な症状は初期は上腹部痛、嘔吐、下痢などの消化器症状。

進行すると低蛋白血症のため、貧血や浮腫みがみられるようになります。

2:蛋白漏出性胃腸炎
>病血漿蛋白、特にアルブミンが消化管内に異常に漏れ出ることによって起こります。むくみが主な症状で、顔面や下肢などに表れるものから胸水や腹水を伴うものもあります。その他下痢、悪心、嘔吐、脂肪便、発育障害などがあげられます。

原因はリンパ系の異常(悪性リンパ腫、腸結核、クローン病など)、毛細血管透過性亢進(アレルギー性胃腸症、アミロイド―シスなど)、消化管粘膜上皮の異常(潰瘍性大腸炎、クローン病、メネトリエ病など)が単独、あるいは複合的に蛋白漏出を起こすと考えられています。

3:ビタミンB1欠乏症
>末梢神経が侵される脚気と、中枢神経が侵されるウェルニッケ・コルサコフ症候群に分かれます。 脚気の主な症状は、倦怠感、手足のむくみ、動悸、感覚異常、筋力低下、腱反射消失などが起こります。

重症のビタミンB1欠乏症であるウェルニッケ・コルサコフ症候群はアルコール依存症に多発し、眼球運動麻痺、歩行運動の失調、記憶力の低下を経て健忘症や作話を主症状とする精神疾患に移行します。

静脈性浮腫

1:静脈瘤
静脈が屈曲、蛇行して腫れた疾患で、女性に多く妊娠や出産をきっかけに起こることが多いです。 主な症状は痛み、かゆみ、むくみ、だるさこむらがえり、色素沈着、出血などが見られます。

大別して伏在静脈瘤、側枝静脈瘤、網目状静脈瘤、クモの巣状静脈瘤に分けられます。 原因は血管内の弁不全、静脈壁の脆弱化、動、静脈瘻、深部静脈血栓症後遺症などです。

2:上大静脈症候群
頭や腕の静脈血を流す上大静脈が閉塞、または外部からの圧迫により還流障害を起こした疾患です。戻れなくなった血液が頭や腕に溜まってうっ血し、やがて頭や腕が浮腫んできます。原因の75~80%は肺がんで、肺がんの2~3%にこの症状が表れると言われています。 症状は頭や腕のむくみですが、閉塞の場所、程度、速度、側副血行路の発達の程度によってその現れ方は異なります。

リンパ性浮腫

1:リンパ浮腫
癌の手術の後遺症の一つで、リンパ節を切除した事により腕や脚がむくむ疾患です。癌の手術をした方全員が発症するわけではありませんが、一度発症すると治りにくく、重症化すると生活に支障をきたすこともあります。

術後すぐに発症することもあれば、10年以上経って発症する例もあります。 術後は予防を心がけて発症を防ぎましょう。もし発症に気付いたら放置せず、早期に適切な処置をして、重症化しないようにすることが大切です。

その他

1:突発性浮腫
糖検査をしても明らかな原因がなく、特徴のあるむくみを生じるのが突発性浮腫です。 20代から50代の女性に多く、下肢や顔面、手に慢性的および長期的に発症します。

重症化することはなく、自然軽快することが多いですが、むくみは不快なだけでなく、放置すると冷え症や肌の老化にも繋がりますので、リンパドレナージュなどのマッサージを受けたり、適度な運動をして筋肉量を増やし、基礎代謝を上げてむくみにくい体質にしてゆきましょう。

2:月経前緊張症
月経前に周期的に現れ、むくみ、腹部膨満感、乳房の緊満感、頭痛、腹痛、腰痛などの身体症状の他、めまい、倦怠感、情緒不安定、抑うつなどの神経症状があります。原因には様々な説がありますが不明です。

3:妊娠高血圧症候群
高血圧、尿たんぱく、むくみのうちの1つ、もしくは2つ以上の症状がみられるもの。かつては妊娠中毒症と言われていましたが、現在は産婦人科学会により、妊娠高血圧症候群と改められました。また、妊婦さんの30%にみられる、むくみは項目から外れています。

4:悪性腫瘍
腫瘍のうち、大きくなって周りに広がったり、臓器に移ったりして命に危険の及ぶもので、皮膚や粘膜に出来るものを『がん』、骨、筋肉、神経に出来るものを『肉腫』と言います。

手術でリンパ節を切除したことにより、リンパ浮腫を発症することがある他、進行がんの末期症状で、多臓器の様々な障害から重篤なむくみを発症することがあります。


リンパ療法院 クオリア